ビジネスを自動化しすぎて心が死んだ男のはなし

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こんにちは、青木です。

 

 

この記事では、ある知り合いの事例を話そうと思います。
仮にN君としておきますけど、N君はビジネスの自動化が
めちゃくちゃ得意な人です。

 


自分で作業をほとんどしなくても、
勝手に雇った人が働いてくれる。
そんな環境を作り上げました。

 


その結果、心が死んでしまいました。

 

 

飛躍しすぎてわからねーよ。

 


そんな感想を抱いたと思うので、
経過を話していきますね。

 


N君はビジネスの自動化をして、
月に何百万円と入ってくる状態になってました。

 


寝ていても、ニコ動やYoutubeみていても、
旅行に行ったり、漫画を読んでいても、
口座にお金が振り込まれるわけです。

 


うらやましいですよね。
僕も当時はうらやましかったですw
働かないで稼げるとかサイコーじゃねーかと
思っていました。

 


でも、今は、あんまりうらやましくないんですよね。

 


それは、勝手にお金が振り込まれるから、
趣味とか、娯楽をあさり始めるんですけど、
数ヶ月そんな生活をすると飽きてくるんですよね。

 


何もしなくてもお金が入ってくるから、
仕事をする必要が無いし、趣味とか飽きるほどやったし、
なんか生きている意味あるのかな?
なんて考え始めるのです。

 


いやー、この状態は辛いですよ。

 

 

人生が楽しくないんですから。

 


で、一時期家に引きこもっていた時期があります。
引きこもっていても、月に何百万と口座に振り込まれるから
一切の不便はありません。

 


そんな状況だから、偶に、『飯いこーよ。』
なんて誘ったら、家を出るいい機会になった、
と感謝されたこともあるくらいです。

 


なにをしていいのか分からない。
N君はそういっていました。

 


いい趣味とか暇つぶしねーかな?
それが口癖でした。

 

 

つまり、あまりにも自動化しすぎて稼ぎすぎると、
心がどんどん死んでいってしまうのです。

 


自分が誰かの役に立っているという承認欲求を
満たさないと人はどうやら心が死んでいくようです。

 


稼いでいるという優越感は生きていくためには、
ミジンコほどの役にも立たないのです。

 


だから、どんなに稼げるようになっても、
誰かの役に立つことをしたほうが良い。
誰かの役にたつというフレーズが偽善的で
嫌いならば、自分が好きな人の役に立てば良い。

 


僕は、人間は、
『自分のために頑張ることはできる。
でも、頑張り続けることはできない。』
そう思っています。

 


そして、人間は、
『誰かのためにという思いが続く限り、
いつまでも頑張り続けることができる。』
とも思っています。

 

 

頑張り続けるというと、
めんどくせーなと思うかもしれませんが、
こう考えてみてください。

 


学校の文化祭を考えてください。
本番より準備が楽しいという人も結構多いと思います。

 


つまり、ビジネスで自動化するという事は、
文化祭の準備は一切しないで、
本番だけ参加するようなものです。

 


それよりも、大変な思いをしながらも、
友達と苦労して準備している期間のが
充実していて、楽しい時間を過ごしている。

 


クラス全員のために成功させたい、
好きな○○さんのために成功させたい、
仲の良い友達のために成功させたい。

 


そういう時ほど、楽しく、充実しているのです。
だから、自動化に頼りすぎるとそれらの楽しみを
一切放棄したことになるのです。

 


それはあまりにももったいない。

 


もちろん、時には自動化をして休みたいときもあるでしょう。
僕だって、あります。

 


そんときゃ、休めばいいんです。
お金に困ることはないんですから。

 


でも、戻ってくる場所を作っておかないと、
N君みたいに心が死んでいってしまいます。

 

 

ビジネスじゃなくても良い、
利益が出なくてもいい。
自動化でお金には困らないんだから。

 


でも、『誰かのために』、『必死に』なれる
そんな場所、仲間を持っていないと、
その人生はむなしいものになってしまうのです。

 

 

ちなみに、N君は今は自分もいちプレイヤーとして
またビジネスを始めています。

 


それが暇つぶしなのか、
心から頑張れる場所を見つけたからなのかは、
今度会ったときにでも聞いてみたいと思います。

 

 

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