完璧なんてものは存在しない

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こんにちは、青木です。

 


先日、Fate/Zeroというアニメを
見返していたのですが、
その中のワンシーンです。

 


ギルガメッシュとイスカンダルの橋での
問答の場面。

 


ギル『俺の決定を忘れたか?貴様は万全の状態で倒すものと告げておいたはずだな?』

 


イスカンダル『確かに余の武装は消耗しておる。だが今宵のイスカンダルは完璧ではないがゆえに完璧以上なのだ。』

 


このシーンを見たときに、
まさにその通りなんだよな~、
と思いました。

 


そもそも完璧なもの=プラトンと言うイデア
この世の中には存在していません。

 


完璧という概念は存在していても、
完璧を定義すると、
それは完璧ではなくなるという矛盾。

 


完璧はある意味、不確定要素が無いため、
想定以上のことも、想定以下のことも起こりません。

 


それはすごく意味が無いことだと思うのです。
結果が最初から決まっていて、
もう覆すことが無い事象なのだから。

 


それよりも、何が起こるかわからない、
完璧ではないけれども可能性に満ち溢れた道が
僕には面白そうに見える。

 


不完全であるがゆえに、未知が入り込む余地があり、
その未知の領域にこそドラマが生まれて、
神が宿るのだと僕は思っています。

 


言い換えるのならば、未知の領域とは、
何者にでも変化できる可能性ともいえます。

 


それらを排除して完璧にしてしまった瞬間に、
可能性が無い完璧ではないものになってしまう。
それはすごくもったいないと思いますね。

 


おっと、話が逸れ始めていますね。
閑話休題

 


さて、小難しい概念的な話は置いといて、
僕が今回言いたいのは・・・

 


完璧主義は今すぐやめろ

 


という事です。
というのも、ビジネスをしていく上で、
完璧主義というのが害悪でしないからです。

 


そもそも日本人というのは、
教育の段階で完璧主義に仕立て上げられます。

 


例えば、問題に間違えたら怒られるとか
意味不明ですよね。
出来ないんだから勉強しているんです。

 


なのに、間違えたからといって怒られる。
こんな理不尽なことがありますか?
でも、それを理不尽と思えなくされているんです。

 


それはあなたが悪いんじゃなくて、
あえて断言しますが、教育が悪いのです。

 


その教育の性で完璧主義に陥りやすいというのが、
残念ながら日本人です。

 


その考え方から脱却しない限りは、
ビジネスで成功することは難しいでしょう。

 

 

・完璧主義過ぎて自分のサービスを作りこんでいて、
 いつまで経っても発売できない人がいます。

 


・失敗したくないからと実験をすることが出来ない人がいます。

 

 

・全部準備が出来てからでないと行動できない人がいます。

 


そんなことしていたらいつまで経っても稼げねーよ。
といつも思うわけです。
いや、時にはずばずば言うときもありますけどw

 


完璧主義になって結局行動しないのならば、
60%の出来でいいからとにかく出せよ、
と思うわけです。
(ちなみに、誰かに届かない作業は行動してないのと同じですよ)

 


さっきも書いたけど、完璧なんてものはありえないのです。
どこまで作りこんでも不完全なんだから、
とにかく一回世の中に出してみろよ。

 


そうすれば、自然とフィードバックが帰ってきて、
直せばいいところが分かるから。

 


とにかくやってみる。
そして、どうすればうまく行き、どうやればうまく行かないのか、
そういう実例を沢山持てば持つほど、それは実力になります。

 


そしてそれを続けていくうちに、
『完璧ではないがゆえに完璧以上』
なものが出来る瞬間が訪れるのです。

 


かの前田慶次はこういいました。

『満つれば、欠くるなり。』

満月は満ちてしまえば逸れに満足して、
あとは欠けていくだけであるという意味です。

 


完璧だと思ったものは、
後になって不完全に気が付くものです。
だったら、最初からある程度で出しましょう。

 


すくなくとも、ビジネスでは完璧主義では
うまく行かないという事は昔の僕が、
実体験として、実例として持っていますからw

 

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